アトピー肌には汗が必要?アトピーと汗の上手な付き合い方

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アトピー性皮膚炎の肌にとって汗をかくことは、炎症部分をヒリヒリさせたり、かゆみを増加させたりして、アトピー肌をさらに悪化させてしまうと思いこんでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし、アトピー肌にとって汗はかかないようにするよりも、むしろたくさんかいたほうが良いことが多いのです。では、どのように汗と付き合えばよいのでしょうか?アトピー肌の方が上手に汗と付き合う方法について詳しく説明していきましょう。

アトピー肌の人は汗をかきにくい?その理由とは

アトピー肌は皮膚のバリア機能が弱まっています。その理由として肌の角質層の水分不足が挙げられます。実際のところ、アトピー肌は普通肌に比べて皮膚からの水分蒸発量が多いため角質層の水分含有量がとても少なく、角質層の潤いの成分であるセラミドが少ないということが分かっています。

このため、アトピー肌の方は皮膚のバリア機能がうまく働かず、汗を汗腺からうまく排出できずに普通肌の方よりも汗をかきにくいという傾向にあります。

さらにアトピー肌の方は汗の刺激でかゆみや赤みが増加するため、汗をかくことを恐れてなるべく汗をかかないように運動を控える、暑い環境の場所に行かないなど、自ら汗をかく機会を減らす行動をとってしまう方もいます。そのため、汗腺機能が弱まり、通常肌の持ち主よりも汗をかきにくくなってしまっています。

汗腺機能が弱まった肌がかく汗はミネラル成分の再吸収が行われにくく、少量の塩分と水分だけのサラっとした汗ではありません。ミネラル成分が多く残っているため、かなりベタついた汗となって肌にいつまでも残るのです。

このため汗に刺激があり、このミネラルによって皮膚がアルカリ性に傾くため、常在菌などが繁殖しやすくなります。菌が大繁殖すると、さらにかゆみが増し、アトピー肌が悪化するといった悪循環となります。このような悪循環にならないためにも、アトピー肌の方こそいい汗をかくように普段から汗腺機能を高めておく必要があります。

アトピー肌こそ汗をかいて肌の健康を維持しよう!


汗は角質層の水分量を保持するための重要な役割を持っています。汗をたくさんかくことによって肌に十分なうるおいを与え、肌バリア機能を高める役割を行っています。このことから、アトピー肌の方にとってたくさん汗をかくことは大変重要だといえるでしょう。

また、汗には皮膚や体内の温度調節という役割も持っています。汗は蒸発するときに周囲の温度をうばいます(気化熱)。暑い日でも汗をたくさんかく方は、汗の気化熱のおかげで体温が上がりすぎずに熱中症になりにくくなります。

アトピー肌の方の場合、もっともかゆみを感じる皮膚表面温度は37度前後で、それよりも温度が低ければかゆみを抑えることができます。汗をかくことは体温及び周囲の皮膚表面温度を下げる役割をするため、アトピー肌であっても汗をかくことはとても重要です。

さらに汗は抗菌成分を供給し、肌を菌から守る役割を行います。アトピー肌はバリア機能が弱っているため、外部からの刺激に大変弱くなっています。具体的には汗に含まれている免疫グロブリンや抗菌ペプチドが、ウイルスや細菌を殺菌または皮膚内に侵入するのを防ぐ役割を行っています。

このため、汗をかくことは皮膚にとってとても重要で、アトピー肌の方こそ肌機能を正常に保つためにも、たくさん汗をかく習慣をつけるようにした方がよいでしょう。最初は汗で炎症を引き起こしたり、かゆみを発生させたりすることはありますが、汗をかくことをそこで控えるのではなく、汗をかき続けることで汗腺機能を高め、汗の持つ役割を積極的に利用するようにしましょう。

かゆみ対策をしながら、たくさん汗をかく方法を実践!


ここまでアトピー肌の方がたくさん汗をかくことはよいことだと説明してきましたが、汗腺が正常に働かないうちは、最初はどうしても汗によって肌にかゆみや赤みが出てしまいます。では、このような刺激を防ぐには、汗をかいた時にどう対処すればよいのでしょうか?

一番簡単な方法は、汗をかいたらすぐに拭き取ってしまうという方法です。いつまでも汗が肌に残っていると菌が繁殖してしまいますので、菌が繁殖する前に濡れたタオルなどで汗をそっと押さえるようにして拭き取ってしまいましょう。このときにゴシゴシと皮膚をこすってしまうと肌を傷めてしまうので、こすらないように気をつける必要があります。

体全体に汗をかいた場合は、シャワーなどで軽く洗い流すとよいでしょう。そのときのシャワーの温度を熱くしてはいけません。かゆみを助長させ、余分な皮脂を取りすぎてしまう恐れがあるからです。皮脂を取り去りすぎないためにも石鹸などは使わずに、ぬるま湯または水でかるく汗を皮膚から洗い流す程度にしておきましょう。

また、アトピー肌の方は普段着る衣類も注意して選ぶ必要があります。ザラザラとした刺激のある服は避け、サラッとした肌ざわりで汗を吸収しやすい天然素材のものを選びましょう。そして、汗が衣類に溜まってきたらすぐに着替えられるように、できれば替えの肌着を持ち歩くことをおすすめします。

衣類を洗うときに使っている合成洗剤が肌に刺激となってしまう方は、衣類の洗剤にも気をつけましょう。汗を洗い流す程度ならば、ぬるま湯だけで洗濯しても衣類に付いた汗を落とすことはできます。最近は、衣類や肌に優しいせっけん洗剤などもかなり多くのスーパーやドラッグストアで扱っていますので、汚れがひどい場合はせっけん洗剤を試してみるのもよいでしょう。

以上のことに注意しながら、アトピーのかゆみやハレを抑えつつ汗をかく習慣を続けると、次第に汗に強い皮膚になってきます。積極的に運動をし、刺激の少ない良い汗をかけるようになれば、汗によって天然のうるおいがもたらされ、やがて正常な肌へと近づいていくでしょう。

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