成人喘息のメカニズムとコーヒーとの意外な関係

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「喘息」というと小児喘息をイメージする方もいるでしょうが、大人になってから発症するケースもあります。つらい喘息の症状を軽減させるためには、コーヒーなどに含まれるカフェインを摂取すると良いといわれています。

だからといって、やみくもにコーヒーを飲んでしまうのは禁物。処方される薬とのバランスが大切になってきます。喘息のメカニズムをしっかりと理解し、普段の生活から正しい摂取の仕方を心がけてみましょう。

きちんと押さえておきたい「喘息」のメカニズム

そもそも、喘息が起こるきっかけはいくつかの要因があります。自動車の排気ガスやタバコの煙、花粉、工場の排煙や食物・薬物などに含まれるアレルゲンなどの環境刺激因子、激しい運動、ハウスダスト(ホコリ・ダニ・カビなど)、気温の変化、気圧による影響、感染症、過労などによるストレスなどがあげられます。

また、アトピー患者が喘息の発作を引き起こす原因は、「I型アレルギー」によるものといわれています。発作が起こると、ヒューヒューと喉が高い音を発する喘鳴、激しい咳、痰、息切れなどの症状が出ます。これらの症状によって、過呼吸や呼吸困難、酸欠が起こり、体力の消耗につながっていきます。

喘息の原因はまだ解明されていない部分も多く、IgE型の免疫不全症とする考え方もあります。アトピー性皮膚炎の合併症として喘息が引き起こされるケースが多いのが特徴です。幼少期に見られる小児喘息は、アトピー型によるものである一方、40才以上の成人が発症する場合は非アトピー型である場合が多いといえます。

厚生労働省人口動態統計によると、喘息による死亡者数と人口10万人あたりの死亡率は年々低下傾向にあります。死亡者の約半数は、重い発作を軽い発作だと捉えてしまって、適切な治療が遅れてしまったことが原因だと分析されています。治療の現場では、日本アレルギー学会が定める「JGL」というガイドラインをもとに、成人喘息の診断の目安が決められています。

コーヒーは効果あり?カフェインが喘息に与える作用


コーヒーなどのカフェインを含んだ飲み物は、喘息に一定の効果があるといわれています。その昔、コーヒーが喘息の予防薬として使われていた時代もあったそうです。カフェインは自律神経の1つである「交感神経」を興奮させる役割を持っています。喘息の症状は交感神経が興奮している状態のときには発作が起こりにくく、もう1つの自律神経である副交感神経が興奮しているときに症状が出やすい傾向があるといわれています。

したがって、コーヒーを摂取することで交感神経を刺激していけば、喘息の症状を軽くする働きをもたらすというわけです。

カフェインが以前は気管支拡張薬として使われていたものの、気管支拡張の効果の高いテオフィリンが医療薬として一般的になっています。テオフィリンは茶葉の苦み成分によって作られているものです。

コーヒーなどカフェインを含んだ飲料をとる時には、テオフィリンを服用する前後30分はさけるようにしましょう。同じものだと判断して、コーヒーやお茶を水の代わりにしないようにします。一緒に飲むと薬が過剰反応を起こしてしまい、不眠や動悸・頭痛などの症状を引き起こす原因になる可能性もあります。

カフェイン飲料は薬との相性が良くないため、内服薬は水と一緒にとることを心がけましょう。 ちょっとした気の緩みから、症状を悪化させてしまうこともあるという認識が大切です。何か疑問を感じた時には、すぐにかかりつけの医師に相談をする習慣を作っておきましょう。

カフェインを含んだ飲料をとる時に気をつけておきたいポイント


いくら喘息に効果が期待できるからといって、むやみやたらにコーヒーを摂取するのは良いことではありません。まず、摂取する時間帯を意識してみましょう。喘息の症状は明け方や夜に起こることが多いので、時間帯としては午後4時前後にコーヒーを飲むと、一番効果を発揮してくれるでしょう。ティータイムにブラックコーヒーを摂取するのは良い方法です。

喘息の治療を受けている方だと、「テオフィリン」を処方されていることが多いでしょう。注意書きに「カフェインを含んだ飲み物と一緒に摂取しないでください」と書かれている場合には、きちんと守るようにします。

カフェインは、コーヒー・緑茶・紅茶・コーラ・ココアなどに含まれています。カフェインは、「テオフィリン」と似ている部分があるといわれています。テオフィリンは肺の気道を拡げるために摂取される気管支拡張剤で、喘息の症状を緩和する際に使用されます。

テオフィリンに多い副作用は、悪心・嘔吐などの胃腸症状や、興奮・食欲不振・下痢・不眠などです。まずは自分だけで判断をせずに、かかりつけの医師の指示に素直に従うことが大切です。喘息の薬を飲んでいる間は、コーヒーなどのカフェインを含む飲み物を摂取するときには必ず判断を仰ぎましょう。

医師の指示のもと、薬の服用が必要ではなくなった場合には、コーヒーを飲むのも1つの方法です。コーヒーは喘息の予防につながる程度にとらえ、実際に症状が出たときには専門医のもとで薬による治療を受けるよう認識しておく必要があります。正しい知識を得て、喘息と向き合っていきましょう。

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