咳やたん、多呼吸、突然の息苦しさなど、気道の炎症により突然発作の起こることがある喘息。炎症を起こす原因はアレルギーであることが多いですが、時にはアルコールによって症状が引き起こされてしまうこともあります。実際、どれだけの人がアルコールによる喘息を経験しているのでしょうか。アンケート調査を実施してみました。
アルコールによる喘息の経験はありますか?

ある:3
ない:97
喘息持ちでも経験ナシ?めったに起こることではないのかも
ほとんどの人が「ない」と答える結果になりました。
- アルコールでも、それ以外でも、喘息の経験は一度もありません。(40代/女性/専業主婦(主夫))
- アルコールを飲んで喘息になったこともないし、なるのも知らなかったこら。(30代/女性/専業主婦(主夫))
- 咳喘息を患っていますが、アルコールでひどくなった経験はありません。(30代/女性/専業主婦(主夫))
- 以前は飲み会の時だけお酒を飲みましたが、喘息の症状は出たことがありません。今はアルコールを一切飲まなくなったので、飲んだらどうなるのかはわかりません。(40代/女性/専業主婦(主夫))
「そもそも喘息ではない」という回答が多数見受けられましたが、喘息持ちでも経験がない人がほとんどだということがわかりました。アルコールによって喘息が引き起こされることがあることを知らなかった、という声もチラホラ挙がっていましたから、頻繁に起こることではないのかもしれません。体質や個人差も関係するでしょうが、喘息を患っているからといって必ず経験するものではないのでしょう。
中にはアルコールに悩まされたことのある人も…
一方、飲酒によって喘息の症状が引き起こされた経験のある人もいました。

- アルコールを飲みすぎて、気分が悪くなってせき込んで喘息になったことがあるから。(60代/女性/専業主婦(主夫))
- もともと小さい頃に喘息で治っていたのに、アルコールを飲むようになって再発した。(30代/女性/パート・アルバイト)
- アルコールが原因なのかわかりませんが、急に喘息で悩むようになったことがあります。(20代/女性/学生)
飲酒による体調不良から喘息が引き起こされたり、治っていたはずなのに咳やたんなどの症状が出たり、確かにアルコールによって喘息になってしまうことはあるようです。アルコールを摂取すると、その分解のために体内でさまざまな変化が起こりますから、その中で身体にとって良くないことが起こってしまうこともあるのかもしれません。
人の身体は人それぞれ!自分のことをよく知ろう

今回の調査では、アルコールで喘息が引き起こされるのは非常に稀なケースであることがわかりました。過去に喘息を患っていた人でも特に問題なく飲酒をしている人もいて、喘息だからといって絶対にアルコールはNG、というわけではないようです。一方で少数派ながらアルコールによる喘息を経験している人もいましたから、個人差があるということなのでしょう。自分の身体とよく向き合い、体質を見極めながらアルコールと付き合っていく必要があると言えるのではないでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:【性別】女性
■調査期間:2017年05月15日~2017年05月29日
■有効回答数:100サンプル