喘息発作の引き金となりうる風邪!その意外な関係と予防法

LINEで送る
Pocket

風邪はごくありふれた病気です。実際、年に何度も繰り返して風邪をひいたという方も少なくないでしょう。しかし、だからといって油断をしていると風邪によって喘息が引き起こされる場合があります。

例えば、小児ぜんそくのきっかけを調べてみると風邪が引き金となったケースが圧倒的に多いのです。しかし、なぜ、風邪は喘息の原因となりうるのでしょうか?そこで、風邪と喘息との関係を説明しながら、その予防法についても言及していきます。

発作を繰り返すことでますます治りにくくなる喘息

喘息とは、アレルギー体質と気管支粘膜の炎症によって気管が過敏な状態になっているため、ちょっとしたことがきかっけになってせき込んでしまう状態を指します。まず、ひとくちにアレルギー体質といっても、アレルギーの原因物質であるアレルゲンにはさまざまな種類があります。代表的なものを挙げると、ダニ、カビ、花粉、卵、小麦、エビ、カニなどで、それらが気管支粘膜に付着すると過剰反応を起こしてせきが止まらなくなるというわけです。

また、喘息の人は気管支の内部に炎症をかかえており、上皮がはがれ落ちて気道が狭くなっている傾向があります。そこに刺激が加わると、痰などの分泌物が増えて呼吸がしにくくなります。そのため、喘息の人はアレルゲン以外の刺激に対しても非常に敏感です。結果、ホコリ、タバコ、ストレスといった健康な人であればさほど気にならないちょっとした刺激でも激しくせき込むことになります。

そして、喘息がやっかいなのはこじれると日常生活にも支障をきたしてしまう点です。軽症の場合、せき込みの発作が起きるのは週に1回程度かそれ以下ですが、重症化すると毎日激しくせき込むようになります。横になるだけで息苦しさを感じるようになり、夜間眠っていてもしばしば発作が起こります。こうなると、トイレに行くのさえ苦しくなり、入院が必要なレベルです。しかも、発作を起こすたびに気管支の粘膜が厚くなるため、刺激に対してどんどん敏感になり、さらに発作が起こりやすくなります。したがって、喘息の治療のためには発作の引き金となるものを遠ざけ、なるべく発作を起こさないことが大切になってきます。

風邪が喘息を引き起こす仕組み

発作の引き金となる要因を遠ざけることが大切といわれて気になるのが、我々にとって身近な存在である風邪がその引き金となる可能性を持っている点です。そこで、一体、どのようなメカニズムで風邪が喘息を引き起こしているのか、まずはそのプロセスを紐解いてみます。

風邪と喘息の関係性を語るうえで、最も重要なのは風邪ウイルス自体がアレルゲンになる可能性があるという点です。風邪ウイルスにはいろいろな種類がありますが、その中でも、鼻風邪の原因であるライノウイルスや重篤な症状を引き起こしやすいインフルエンザウイルスなどは喘息のアレルゲンになりうる存在として知られています。そのため、インフルエンザが大流行した年は喘息で亡くなる方も大幅に増えるそうです。しかしながら、ウイルスは微小な存在ゆえに、具体的にどのような風邪ウイルスがどのようなアレルギー反応を引き起こしているかはまだまだわからないことが多いのが現状です。

また、風邪に感染すると気道がウイルスに攻撃され、刺激に対して敏感になってしまう傾向があります。そのため、風邪が治った後もちょっとした刺激でせき込んでしまう場合があるのです。さらに、喘息の前段階の症状として、咳喘息というものもあります。喘息のように呼吸困難に襲われることはないのですが、風邪が治ってもせきだけが続くのが特徴です。そのままにしておけば自然に治る場合もありますが、本格的な喘息に移行する可能性もあるため、風邪のあとになかなか咳が止まらないときは早めに医師などに相談することが大切です。

風邪の予防が喘息のリスクを下げる!一石二鳥の健康法

風邪に対する特効薬は未だに開発されていません。そのため、風邪によって喘息になることを防ぐには、いかにして風邪を予防するかが大切です。ご存じの通り、風邪は感染によって発病します。そこで、外から帰って来たときはうがいを行い、石鹸で手を洗うことで体に付着したウイルスを落とすことが重要になってきます。また、風邪が流行っている季節には、マスクをすると感染の可能性を低下させることができます。

これはマスクをすることで鼻や口の中が一定の温度と湿度に保たれ、ウイルスが感染しにくい環境を作り出すためです。逆に、寒くて乾燥した環境に長時間鼻や口をさらしているとそれだけ感染の確率は上がってしまいます。特に、保菌者が大勢いる可能性が高い人ごみは要注意です。

しかし、風邪が流行り出してからうがいやマスクを始めてもそれだけでは十分ではありません。より大切なのは規則正しい生活を心がけ、風邪に感染しにくい体を作り上げることです。例えば、日頃から睡眠不足が続いていると体内の免疫力が弱まり、風邪を引きやすくなります。同じように、偏食やお酒の飲みすぎなども免疫力を低下させる結果になってしまいます。

逆に、栄養をバランスよく摂取し、毎日睡眠をたっぷりとっているとそれだけで風邪を引く可能性は低くなるのです。喫煙も血管を収縮して血の流れを悪くしてしまううえに、のどや肺に炎症を起こして風邪に感染するリスクを高めてしまいます。したがって、なるべくならタバコは吸わない方が賢明です。

以上の点に気をつけて生活を送ることで、風邪も喘息も同時に発症リスクを抑えられ、一石二鳥です。日頃の生活習慣を見直し、健康的な生活を目指しましょう。

つらい喘息…症状の悪化・改善には食事が関係していた!

2017.05.02

牛乳が喘息に悪影響と言われるのは何故?

2017.04.18

花粉症で何も手につかない!症状をやわらげる飲み薬は?

2017.03.10
LINEで送る
Pocket

コラム提供

スルスルオンライン健康食品の通販サイト「スルスルオンライン」がお届けします。

スルスルオンラインでは、美容サプリやダイエッターを応援するサプリなどを多数取り揃えております。
今後も様々な商品を開発して参りますので、是非一度ご訪問ください!