喘息にヨーグルトが効くって本当?その理由は

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発作が起こると、息切れや喘鳴、痰などの症状が起こる喘息。単に息苦しいだけではなく、正しい対処をしなければ、そのまま死に至るケースもある疾患として知られています。そんな喘息は、アレルギー性疾患のひとつとして分類されているのが特徴です。

だからこそ気になるのは、アレルギーの症状を緩和させる乳酸菌は喘息にも効果があるものなのかどうか、ということではないでしょうか。乳酸菌の代表格であるヨーグルトは、喘息を和らげてくれるのかについてまとめました。

喘息の原因の1つは免疫反応のコントロールが崩れること

喘息の症状を引き起こす原因は、アレルギー反応を引き起こす物質であるアレルゲン、つまりダニやホコリ、花粉などが主とされています。アレルゲンだけに留まらず、タバコの煙やウイルス、ストレスなども喘息を発症させる要因です。これらのアレルゲンやそのほかの物質が呼吸によって気管に入り込むことで発作を起こします。

喘息は、気道がアレルギー反応によって慢性的に炎症を起こしている状態であるため、免疫反応が過剰に引き起こされることで発症します。つまり、免疫反応が上手くコントロールできていないということです。

過去の治療方法としては、発作の原因である悪化因子を避けることや吸入ステロイド薬による治療がメジャーとされてきましたが、2015年からはハウスダストの舌下免疫療法が保険適応となりました。

舌下免疫療法とは、アレルゲンを体内に入れていくことで体質を変化させていく治療方法です。体質の変化によって免疫反応を上手くコントロールし、喘息の発作を引き起こさせないことが、近年の医療方針になってきています。

要するに、免疫反応が正常に働けるように身体の免疫バランスを改善していくことで、喘息の発症を防げるようになるということです。 喘息のメカニズムを掘り下げると、免疫反応の要素であるIgEと呼ばれる抗体が働くために発症すると考えられています。IgEが体内で作られなければ発症を防ぐことができますが、Th1細胞とTh2細胞と呼ばれる細胞のバランスによって、生成される量が変化するという点が特徴です。

つまり、これらの細胞のバランスを改善していくことが、喘息の発症率を下げるのにとても重要なポイントということになります。

乳酸菌には免疫バランスの改善作用がある


乳酸菌が入ったヨーグルトやサプリがアレルギーの症状を緩和させるといわれていますが、その理由は免役細胞にもたらす影響にあります。乳酸菌はTh1細胞を活性化させる働きがあると、マウスを使った実験により証明されています。アレルギー反応を引き起こす原因とされているIgEの生成を抑制するには、Th1細胞とTh2細胞のバランスが重要であると前述しましたが、Th1細胞が活性化することでIgEの生成は抑えられるのです。

しかし、大々的に乳酸菌の効果があるとされているのは、あくまでもアレルギー性疾患に関しての情報であり、喘息にも効果があるという公表はあまりされていません。なぜかというと、喘息が発症するメカニズムが完全には解明されていないためです。IgEの生成を抑えれば発症率が下がるといわれてはいますが、気候の変化やストレスなど、ほかにも喘息の発作を引き起こす原因はあると考えられています。

要するに、ほかの発症原因があるからこそ、乳酸菌さえ摂れば改善されるとはいえないのが現状なのです。だからといって、乳酸菌による喘息の改善効果はないということではありません。喘息を発症する原因をひとつ解消するという意味では、乳酸菌の効果への期待はとても大きいといえるのは確かでしょう。

現に、Th1細胞とTh2細胞のバランスが崩れてTh2細胞が優勢になると、体内にIgEが増えて喘息の症状を引き起こしてしまい、それが喘息の発作につながると考えられています。その状況を防ぐには、乳酸菌はむしろ欠かせないものだといっても過言ではないでしょう。

乳酸菌により腸内環境が改善すれば喘息の緩和に


喘息患者が乳酸菌を摂取することで引き起こされる影響は、Th1細胞の活性化による免疫バランスの調整だけには留まりません。腸内環境を改善していくことも、喘息の緩和につながるといわれています。なぜなら、腸内の善玉菌が減り悪玉菌が活発化すると、体内で免疫反応を引き起こす細胞が増えて喘息を悪化させるという、マウスの研究結果が2014年につくば大学が行った実験に基づいて発表されたためです。

正確なメカニズムを説明すると、悪玉菌の増殖によってカンジダと呼ばれる菌が増殖、それによる影響でプロスタグランジンE2という物質が血液中で増えてしまいます。プロスタグランジンE2の増加により、肺の中でマクロファージという免疫細胞を活性化させた結果、喘息を悪化させてしまうというわけです。いくつもの影響が折り重なった末の結論なのでとても複雑に感じられるかもしれませんが、要するに腸内環境が悪化すると結果的に喘息を誘発させてしまうという、いたってシンプルな事例です。

腸内環境は普段の食生活による影響で大きく変化するものですから、善玉菌を増やすための食生活を意識して取り組んでいけば、喘息を緩和させることにもつながるでしょう。善玉菌を増やすには、毎日ヨーグルトを食べるなど日頃の習慣を変えるだけでも効果は大きいです。

特に、数ある乳酸菌のなかでも、ビフィズス菌の一種であるブレーベ菌がIgEの抑制効果が高いことが、オランダの大学で発表されています。喘息の発作をより効果的に抑えたいのなら、ブレーベ菌が入ったヨーグルトを意識して摂ってみるといいでしょう。

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