スギ以外にもたくさんある!花粉症のさまざまな種類

LINEで送る
Pocket

花粉症は、植物が飛ばす花粉によってアレルギー症状を起こす病気です。花粉症といえば春のイメージが強いですが、春以外でも実はさまざまな花粉が飛散しています。なんと、花粉症の原因となる植物は、日本に約60種類もあるといわれているのです。さらに、日本列島は南北に長いため、花粉が飛ぶ時期、花粉症の原因となる樹木や植物も多彩です。

ここでは、春夏と秋冬に分けて花粉症を引き起こす植物や、その花粉が飛散する時期などについてご紹介します。

春夏の花粉症!種類と飛散時期は?

多くの人を悩ませる花粉の代表格といえば、スギやヒノキです。スギやヒノキの木がほとんど存在しない北海道・沖縄を除き、スギ花粉はだいたい2月頃から4月下旬頃、ヒノキ花粉は3月頃から5月中旬頃まで全国的に猛威を振るいます。そのため、スギ花粉の終わり頃にヒノキ花粉の影響を受けて、さらに症状が悪化する人も多くいるようです。

また、この2つと同時期に飛散する花粉はほかにもいくつか種類がありますが、飛散する地域がより限定されます。例えば、カバノキ科のハンノキ、シラカンバ、オオバヤシャブシの花粉。ハンノキは北海道と北陸地方に多く飛散時期は1月頃から4月頃、シラカンバは北海道と東北地方にしか飛散せず飛散時期は4月中旬頃から6月上旬頃です。

3月頃から4月頃に飛散時期を迎えるオオバヤシャブシは、以前は過去に大量植樹された兵庫県六甲山周辺が主な飛散地域だったのですが、現在は全国的に植樹されているため、飛散地域が拡大傾向にあります。日当たりの良い山野に生息するブナ科のコナラやクリも、日本の中央部以南では3月頃から5月頃に飛散しますが、北部では5月頃から6月頃と飛散時期が少し後になります。

さらに、初夏や真夏ぐらいまで花粉を飛散する植物もあります。なかでも身近なのが、イネ科やキク科、ブタクサ属などの雑草の花粉です。先述したような高い木とは異なり、雑草は背が低いため花粉を飛散する範囲は数十メートルと狭く、近づかなければ防ぐことも容易です。夏の花粉の代表格ともいわれるイネ科のカモガヤやオオアワガエリは、河川敷や道端に多く生息しています。

秋冬の花粉症!種類と飛散時期は?


秋に飛散する主な花粉の種類は夏の花粉同様、河川敷や道端に見られる雑草のものがほとんどです。なかでも脅威なのは、キク科の植物です。全国的に広く自生するブタクサの花粉は8月頃から12月頃まで飛散し、秋の花粉症の代表格です。

ブタクサはスギとイネ科植物と並んで「世界の三大花粉症」のひとつに数えられ、アメリカ人の花粉症の多くはブタクサが原因だといわれています。日本では、戦後に急激に増えたことから「マッカーサーの置き土産」とも呼ばれていました。ほかにも、キク科の植物といえばヨモギが挙げられます。薬草の一種であり、草だんごの材料としても日本人には古くから馴染みのある植物ですが、花粉症の原因にもなるので注意が必要です。

ヨモギの花粉は8月頃から10月頃までが飛散時期になります。キク科以外には、9月頃から10月頃に飛散のピークを迎えるカナムグラや、10月頃から11月頃が飛散のピークで関西・中国地方に多く生息するセイタカアキノキリンソウなどが有名です。これらのような秋の花粉のピークが過ぎると、ようやく花粉の飛散量も微量となります。

しかし、微量といえども全く影響がないとは言い切れないので、秋の花粉が気になる人は上記で挙げたような植物が自生する場所にはなるべく行かない方が良いでしょう。ちなみに、12月頃はスギ花粉、イネの花粉、ブタクサの花粉が飛んでいます。そして、1月になると春夏に飛散する花粉として先述したハンノキが飛び始めます。

ハンノキは3月頃が飛散のピークなので、1月はまだまだ微量です。2月からはスギ花粉が増加していき、そのまま花粉症の多くの人が悩まされる春へと突入していくのです。

花粉症の人は果物アレルギーにも注意して!


花粉症の症状にはさまざま種類があり、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目の症状のほかにも、喉や皮膚のかゆみや下痢、熱っぽさなどが挙げられます。さらには、特定の果物・生野菜を食べると唇や舌、口内や喉にかゆみや刺激、しびれ、むくみ、喉の奥が詰まるような症状が現れる人がいます。

この症状は「口腔アレルギー症候群」と呼ばれ、これもまた花粉症が関係している場合が往々にあります。口腔アレルギー症候群の原因は、果物や生野菜に含まれるアレルギーの原因物質(以下、アレルゲン)が、口内の粘膜に触れることで起こるアレルギー反応です。

このアレルゲンは、植物が病原菌の感染や傷害、外的ストレスから自身の身を守るために誘導されるタンパク質で、口内アレルギー症候群の症状が現れるか否かは、体内のlgE抗体(アレルゲンに対する抗体)が関係しています。花粉症の人の体内には花粉のアレルゲンに対するlgE抗体があり、この花粉のアレルゲンの構造が果物・生野菜のアレルゲンと似ているため、口腔アレルギー症候群を引き起こすのです。

このような症状を引き起こす花粉と果物・生野菜の組み合わせは、スギはトマト、シラカンバはりんご・もも・さくらんぼ、イネ科はトマト・スイカ・メロン・オレンジ、ヨモギ、ブタクサはメロン・スイカ・セロリといわれています。また、口腔アレルギー症候群の症状は、基本的には唇や口内、喉だけに出ますが、なかには「アナフィラキシーショック」というショック症状が起こることもあります。どちらも、多くは食後しばらくすると自然と症状が軽くなっていきます。

自分が患っている花粉症が何の植物によるものなのか、また飛散時期や口腔アレルギー症候群の発症有無などを把握して、花粉症を少しでも和らげる工夫をするよう心がけましょう。

助けて!花粉症のせいで夜も眠れない!

2017.04.10

自然派のあなたに… 馬油を使った花粉症対策はいかが?

2017.04.05

具体的にどういいの?乳酸菌のカラダとお肌の関係

2016.06.09
LINEで送る
Pocket

コラム提供

スルスルオンライン健康食品の通販サイト「スルスルオンライン」がお届けします。

スルスルオンラインでは、美容サプリやダイエッターを応援するサプリなどを多数取り揃えております。
今後も様々な商品を開発して参りますので、是非一度ご訪問ください!