血液検査でわかる!アレルギーのクラスとは?

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子どもから大人まで悩んでいる人の多い「アレルギー」。アレルギー疾患による患者数は年々増え続け、日本はまさにアレルギー大国といっても過言ではありません。アレルゲンの種類はハウスダスト・食物・薬物・植物など多岐にわたります。そのため、正確に原因を知るには、医療機関での検査が必要です。アレルギー検査にはいくつか種類があり、症状に応じて適切な方法を選ばなければ的確な診断を下せません。今回は、もっとも一般的に行われている血液検査について詳しく解説します。

アレルギー検査にはさまざまな方法がある

アレルギー検査の方法は大きく分けて3つです。第1に、広く知られている「血液検査」では、血中のIgE(免疫グロブリンE)の量を調べることでアレルギーの有無とその程度とがわかります。簡単な検査ですが、明確に数値化されるため患者にもわかりやすく、治療方針も立てやすいため人気の方法です。特異IgE検査(RAST)や非特異IgE検査(RIST)、HRT法(ヒスタミン遊離試験)があり、個々の症状に応じてどの検査を受けるべきか判断します。

第2に、アレルゲンを皮膚に塗布することで反応を見る「皮膚検査」があります。わずかに皮膚に傷をつけ、そこにアレルゲンを塗った後、時間をおいてから発疹やかゆみがといった反応が出れば陽性です。このような手法は「スクラッチテスト」「プリックテスト」といい、血液検査が主流となる以前は多くの医療機関で行われていました。

また、アレルゲンを皮下注射し、腫れや赤みなどが出ないか見る「皮内反応テスト」、アレルゲンを垂らしたパッチを腕に貼りつけて数日置く「パッチテスト」もあります。ただ、いずれもアレルギー反応が強く出る可能性があるため、注意が必要な検査といえるでしょう。

第3に、「食物除去試験」があります。これは、アレルギーの原因と考えられる食品を数週間断つことで、アレルギーが改善するか否か観察する方法です。この検査には、アレルゲンと目される食品を完全に摂取しないようにするというむずかしさがあります。また、除去後に再度アレルゲンとなる食品を食べることで原因を突き止めやすくはなりますが、過剰反応によるリスクも無視できません。必ず、医師の監督下で相談しながら行いましょう。

血液検査でわかる特異的IgEとアレルギーのクラス


特異的IgE抗体検査(RAST)とは、アレルゲンに反応するIgE抗体の量をそれぞれのアレルゲンごとに測定する方法です。調べられるアレルゲンは200種類以上あり、保険適用内ではこの中から13項目を選んでチェックできます。例えば、室内塵(ハウスダスト)やダニ・カビ、「樹木花粉」のスギ・ヒノキ・ヤナギ、「イネ科植物花粉」のカモガヤ・アシなどが代表的な項目です。他にもミツバチ・スズメバチなどの「昆虫」、牛乳・卵といった「食品」も調べることができます。

「特異的IgE抗体検査」で得られたIgE抗体濃度は、7段階に分けてクラス判定されます。クラス0は「陰性」、クラス1でアレルゲンの疑いがある「疑陽性」、クラス2~クラス6までがアレルゲンの可能性が極めて高い「陽性」です。このように、クラスが高くなるほど原因であるアレルゲンの可能性が高まり、症状も重篤化しやすいといえるでしょう。しかし、検査結果が陽性であっても必ずしもアレルギー反応が出るとはいえず、特定がむずかしい場合もあります。

血液検査でわかるHRT法とアレルギーのクラス

血液検査のひとつであるHRT法(ヒスタミン遊離試験)は、血液中の白血球にアレルゲンを反応させ、放出するヒスタミンの量を測定する方法です。このヒスタミン量を「遊離率」といいます。測定できるアレルゲンには、小麦・卵白・牛乳などの「食物アレルゲン」、ダニ・ネコ上皮といった「環境アレルゲン」とあまり多くはありません。しかし、食物アレルギーについて調べる際にはとても有効な手段といえるでしょう。HRT法の結果は折れ線グラフで表示されます。各アレルゲンに反応したヒスタミン量が表され、この結果からクラス0~クラス5までの5段階に分けられます。クラス0が「陰性」、クラス1が「疑陽性」、クラス2~4が「陽性」です。

アレルギー検査の注意点


アレルギー検査の検査値については注意すべき点があります。検査結果が陽性であっても、即アレルギーであると断言できないことです。検査結果の陽性・陰性は、アレルギーの原因を探る指標のひとつにすぎません。クラスが高かったとしても必ずその物質でアレルギーを引き起こすとは限りませんし、逆にクラスは低くとも症状が強く出る場合もあるのです。より正確な原因を知るには、複数のテストを組み合わせて検査する必要があるでしょう。

また、アレルギーの症状や検査結果は、年齢によっても変化することを忘れてはいけません。食物アレルギーは顕著な例で、子どものころには食べられなかったものも年齢が上がるにつれて平気になることもあります。花粉症については、高齢者には患者数が少ないことから、年齢が免疫作用に何らかの影響を及ぼしていると考えられています。このようにアレルゲンの特定は複雑です。医師と相談をして、複数の検査を組み合わせて判断することをおすすめします。

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