つらい花粉症いつ終わるの?季節ごとの花粉の種類を解説!

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日本では毎年、花粉症の症状で苦しむ人が多く、その数は人口の約半分にものぼるという調査結果もあります。花粉症は、スギやヒノキといった植物の花粉によって引き起こされる免疫疾患です。主な症状は、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみや発熱と頭部に集中し、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。花粉症といえば、スギ・ヒノキを思い浮かべる人が多いですが、実はアレルギーを引き起こす花粉は、さまざまな種類があって年中全国で飛散しています。今回は、アレルギーをおこす植物について詳しく見ていきましょう。

スギだけじゃない!花粉症の季節は一体いつまで?

花粉症の時期とは、一体いつまでなのでしょうか。花粉症の原因となる樹木や雑草には、主だったものだけで17種類もあり、これにイチゴやリンゴといった果物の花粉を加えると、どの花粉にアレルギーを引き起こすかは個人差が大きいとはいうものの、花粉症の原因となりうる花粉は1年中飛散しているといっても過言ではありません。1年のうちでそれぞれ花粉飛散のピークが異なり、また、住んでいる地域の気候や植生の違いによって、同じ樹木や花であってもピーク時がずれてくることもあります。つまり、1種類の植物にしかアレルギー反応がない場合も1~2カ月の間、花粉症の症状で苦しむこともありますし、複数であれば3カ月、半年、なかには年中症状に悩まされる人も出てくるわけです。

花粉症を引き起こす原因には、大きく分けて樹木と草があります。樹木では、ヒノキ科・カバノキ科・ブナ科・コウセイ科に属するものが多く、代表的なものはスギ・ヒノキ・シラカンバ・クリ・ハンノキなどで、これにアカマツやイチョウ・ケヤキといった木々が加わります。3月から5月にかけて症状が出れば、これらの花粉にアレルギーがあると考えられるでしょう。

対して、夏から秋にかけてくしゃみや鼻水・顔面のかゆみといった症状が現れるなら、「草本(そうほん)花粉」が原因かもしれません。「草本花粉」とは、イネ科やキク科・ブタクサ属である雑草花粉を指します。道端や花壇、川岸や線路脇に生える、カモガヤ・ヨモギ・ブタクサなどがその代表です。

花粉症を引き起こす植物をピックアップして、具体的な花粉の飛散時期や特徴を見てみましょう。

冬~春の代表的な花粉【スギ】

スギは、ほぼ日本列島全域に分布する常緑高木。現在のスギ林は、植林された人工林です。樹高は30~40mにもなり、枝先には春先に大量の花粉を飛ばす雄花がつきます。2月ごろから飛散が始まり、4月下旬には減少、最もアレルギー患者の多い樹木です。スギの雄花は7月~8月にかけて形成され、この時期に日照時間が長く気温が高いと量が多くなり、冷夏や長雨の影響があれば少なくなるので、翌年の花粉量が減少します。1つの花のなかに、約40万個の花粉がつまっています。

そもそも、なぜこれほどまでに花粉症が増加したのでしょうか。スギは樹齢が25年~30年頃にかけて開花適齢期を迎えます。戦後に大量植林されたスギが伐採されないまま、この開花適齢期に突入したため、大量の花粉が日本列島を襲うようになりました。1960年代からわずか40年ほどで花粉症患者は激増し、あっという間に国民病のひとつとなってしまったのです。

これに加えて、地球温暖化や舗装道路に落ちた花粉が再び舞い上がるといったことも増加に拍車をかけているといわれています。また、排気ガスや化学物質による大気汚染、通気性の悪いコンクリート製の住環境も、ダニやカビを増殖させるのでそうしたアレルギーを誘発しやすくなっています。ストレスの多い生活も花粉症を悪化させることから、現代社会はアレルギー因子を引き起こしやすい要素が蔓延しているといえるでしょう。

春の代表的な花粉【ヒノキ】

ヒノキの花期は3月~4月、主に福島以南の本州と、四国、九州に分布する常緑高木です。スギと飛散時期がほぼ同じですが、ヒノキの方が若干遅れて飛び始めます。ヒノキはスギに次いで多く植林され、その面積は日本の森林面積の10%に上り、関東以西に広がっています。

スギとヒノキは花粉の形がよく似ているため、スギに反応する人はヒノキのアレルギーにもなりやすく、実にスギ花粉症の約70%の人がヒノキ花粉症も合併しているのが現状です。ヒノキ花粉症の特徴に、強い咽喉頭症状があげられます。ごく少量の花粉であっても、のどの違和感やかゆみ・咳がみられ、これはスギ花粉症にはない症状です。この季節に目や鼻に加えて、咳も出るようならヒノキアレルギーを疑った方がよいでしょう。

春~初夏の代表的な花粉【イネ科】

イネ科花粉症の原因植物は、外来種のホソムギ・カモガヤ・ハルガヤ・オオアワガエリが主要といわれています。花粉は4月下旬から8月上旬まで飛散しつづけますが、最盛期は5月中旬から6月下旬まで、この時期に目のかゆみや水のようなサラサラとした鼻水、皮膚のかゆみが出るようなら、イネ科植物にアレルギーがあると考えてよいでしょう。

イネ科花粉症は、どのイネ科花粉でも発症する特徴がありますが、秋のアシやススキといった雑草では比較的症状は軽いといわれます。しかし、最も注意すべき点は、小麦製品が症状を悪化させる可能性があることでしょう。小麦製品を食べた数時間以内に、イネ科花粉の多い場所で激しい運動をすると、最悪の場合アナフィラキシーショックを起こすことがあり要注意です。

これらの雑草は生命力が強く、道端・空き地・河川敷などあらゆる生活圏に生えています。ただ、草本植物は丈が低いので、花粉はせいぜい数10メートル程度しか広がりません。生えている場所を避けることで症状を抑えることができますので、飛散前にチェックしてシーズン中は近づかないようにしましょう。

夏~秋の代表的な花粉【キク科】

8月から10月にかけて飛ぶのがキク科花粉です。キク科花粉症の代表的な原因植物には、外来種のブタクサ・オオブタクサと、非常に繁殖力の強いヨモギが挙げられます。スギやヒノキと比べて、一般的に花粉症としての認知度が低く、秋に鼻水やくしゃみが出て風邪かと思っていたら、実は花粉症だったという経験のある人も多いのではないでしょうか。

症状は目や鼻に加えて、「枯草熱」と呼ばれる37度代後半の熱が出ることや、皮膚が赤くなる・だるいなどの全身症状が特徴です。ブタクサはスギ・ヒノキに次いで患者数が多く、秋を代表するアレルゲンといわれています。外来生物法では、要注意外来生物に指定されています。キク科植物は畑や河川敷・公園とどこにでも自生していますが、イネ科植物と同様に花粉の飛散距離は短いので、生えている場所を避けることが有効な対策です。

住んでいる場所でもこんなに違う!地域ごとの花粉のピーク・種類

地域別に、飛散する花粉の種類やピークを見てみましょう。まず北海道は、全国と比べて飛散時期も量も少ないです。主な花粉の種類は、スギ・カバノキ科・ヒノキが3月中旬から6月頃まで、イネ科とヨモギが5月から9月にかけて若干飛散する程度です。だらだらと飛び続ける本州とは違い、短期間に少量飛ぶ程度ですので、春にマスクや目薬といった対策を行えば十分でしょう。

次に、東北地方ですが、飛散する種類も量も関東と並んで多く、特にスギ・ヒノキに注意したいところです。スギが2月下旬から4月中旬まで、ヒノキが4月全体がピーク時で、万全の対策が望まれます。この地域はイネ科植物の長い飛散も特徴で、5月から9月の終わりまではイネ科、その他にブタクサ・ヨモギ・カナムグラというアサ科の雑草も、短期間ながら花粉を飛ばします。

関東地方は、年中通じて何らかの花粉が飛んでいる地域といえます。花粉の種類と量も圧倒的に多く、春先のスギ・ヒノキのピーク時とイネ科の花粉が重なるようにして飛びはじめ、ブタクサも合わせて長期間にわたって飛び続けます。このことが症状を悪化させる要因となり、患者数の増加にもつながっているようです。

東海地域は、北海道に次いで飛散量は少ないですが、少ないながらもイネ科植物が3月から10月まで飛び続けます。アレルギーがある人はこれらの雑草を避けるようにしましょう。

関西地方は、自然災害が少なく天候が比較的安定していることから植物の繁殖が早く、また枯れるのが遅いといった特徴があります。そのため、ハンノキ属・スギ・ヒノキと1月からはじまって6月まで飛び続け、その間もイネ科植物がほぼ年中花粉を飛ばしています。もちろん、秋にはブタクサ・ヨモギ・カナムグラがあちこちに増殖しますので、花粉症の人にとっては通年対策が必要となるでしょう。

最後に九州地方ですが、こちらも関西と同じように年中何らかの花粉が飛び、2月下旬から3月上旬に多いスギ、3月から1か月間飛散のピークを迎えるヒノキには万全の対策が必要です。その後も、イネ科・ブタクサ・ヨモギと休む間もなく飛散し続けるので、気を抜かずにしっかりと予防しましょう。

あなたの花粉症はどのタイプ?迷ったら医療機関へ相談も

花粉症の症状は、主に3つのタイプに分けられます。自分の症状を正確に知ることは、予防・改善には不可欠です。主に、鼻水・鼻づまり・かゆみ・くしゃみなどですが、どれがひどいかは人によって異なり、それによって服用する薬や治療方法にも違いが出てきます。

まず「くしゃみ・鼻水型」は、透明でサラサラの鼻水が止まらない、1日に10回以上のくしゃみが連続して出るといった症状です。これには、抗ヒスタミン薬が効果的です。

2つ目が「鼻づまり型」。鼻が詰まって呼吸が苦しい、鼻をかんでもなかなか鼻水が出ない、眠れないといった症状が強い人です。この場合は、抗ヒスタミン薬だけでは改善されず、点鼻薬を併用します。その他に、日帰り可能な鼻粘膜の手術もあります。数年間は鼻詰まりの症状が軽減されますので、点鼻薬の常用による耐性が気になる人はこの手術を検討してみてはいかがでしょうか。

3つ目が「目の症状が強い型」。目のかゆみ・充血・涙が止まらない・こすりすぎて目の周囲がただれるといった状態が続く人です。飲み薬に加えて点眼薬が処方されます。花粉症は似たような症状に見えても、その度合いや薬の効き方、副作用の出方が人ぞれぞれです。ある人には有効でも、別の人にはまったく効果がないといった場合もあるのです。医師にしっかりと自分の症状を伝えることが、適切な治療を受けられる第一歩です。自分がどのタイプの花粉症か判断できなければ、早めに医療機関を受診しておけば、花粉の季節に効果的に症状を抑えることができるでしょう。

花粉症情報サイト(外部)
花粉症の主な症状や原因、治療法など:アレルギージャーナル

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